「トキョーNOVA」沈黙の風

シーンNo5:2001/05/04(金) 22:56

GM>坂上さんと、園場さんの番です。
GM>二人とも気が付くと、白い天井と照明が目に飛び込んできます。目の焦点が合わないような違和感を覚えますが、
   周りの状況はしっかりと解ります。2人部屋でお互いが隣に横たわっており、互いに目が合います。
   お互いが包帯に包まれて痛々しい姿になっています。その二人の間に、ジーンズにTシャツ姿の青年が心配そうに二人を見ています。
   医者や看護士ではないようです。
詩亜>園場さんに対して「あれぇ、たしか前にあたしの一日を取材したいとか言ってた人だぁ。」
   男に対して「えと、あなたはだぁれ?」
青年>「気が付いたかい?俺は、付き添いだ。」
GM>そう、簡単に告げる。
青年>「バイクが観客席に飛び込んできて炎上し、付近にいた君たちは重度の火傷を負った。
   で、救急車でこのトーキョーNOVA総合病院に運ばれてきた。俺はたまたま近くにいて、君たちに応急手当を施して病院まで付き添った・・・。
   事のあらましは、こんな所かな。」
詩亜>「火傷!?って顔とか大丈夫かなぁ」そしてきょろきょろと見回す。GM、マネージャーはいますか?
GM>ケガの方は、ベットの中でモソモソと体を動かしてみる。包帯が巻いてある感じがするが、たいした痛みは無いようです。
   頭に包帯が巻かれていますが、顔に別段ケガはありません。
   それとマネージャーは・・・、見あたりませんね。
詩亜>「えっとぉ、あたしの荷物からポケットロン出して欲しいなぁ〜電話したいの」
GM>青年が、「君たちの荷物は、ほとんどが現場に残ったままだよ。」と告げる。
   「ポケロンなら、俺の貸すよ。」と言って渡してくれる。
詩亜>「あ、あと『みしゃさん』もいるでしょ?そのこも出して〜」
   『みしゃさん』は羽根の生えたうさぎのペットドローンです。テレビでもよく一緒に出ていて、CMにもなったことがあります。
青年>「『みしゃ』?現場には無かった・・・っていうか、辺り一面火災になったからなぁ。ちょっと確認してないよ。悪いな・・・。」
園場>目をキョロキョロさせて辺りを見る、詩亜と目があって呼びかけようとするが・・・声が出ない!
   慌てて体を動かそうとしてヅキン!と痛みが走り目を潤ませながら悶絶する、隣の話し声も気がつかないくらい痛い。
   腕が上がらない足の感覚が無いナースコールをする。
GM>ナースコールをすると、「ピンポン」と言う音と共に、天井付近にあるモニターに女性の看護士が応対する。
   「どうなさいました?」と声をかけるが応対できない事に気が付き、「そちらに行きますので、少々お待ち下さい。」と言ってモニターが消える。
青年>「お、そっちも気が付いたか・・・。大丈夫か?無茶しやがって。」
園場>詩亜が持つポケロンをうらやましそうに見ながら周囲にワイア&ワイヤを繋げる所がないか探します。
   うがあー声さえ出ればあー!処でこいつって誰?詩亜の知り合い?
   あー!カメラ!私のカメラ!どこ?!どこにいったの!うぐう首が回らない。
青年>「あんまり動くなよ。全身火傷の上、肋骨や手足も折れてるんだ。(小声で)今なおしてやるから、落ち着け。」
GM>そう言うと、青年が体と額の上に手をかざす。体中が妙なむずがゆさを感じながらも、内側から体が暖かくなっていく。
   痛みで麻痺していた体が感覚を取り戻し、焼け付いていたのども次第に痛みも消え、声が出るようになってくる。
   目を覚ました時よりも、だいぶ楽になった。
青年>「ほら、メディアだ。カメラは壊れてたから、中だけ持ってきぜ。」
詩亜>【現場にはなかった】
   その瞬間真っ青になって瞳からぼろぼろ涙を流します。おろおろ取り乱しています。
   「みしゃさんが、みしゃさんがないとあたし・・・・(ぢたばたぢたばた・・ズキ!・・・・・・・・いたたた><、)」
   ポケットロンのことには気づいていないようです。
青年>「あわわ・・、な泣かないで・・・そ、そうだ、たぶん現場検証してるはずだから、君の『みしゃさん』はSSSに保管されてると思うよ。
   後で取りに行ってあげるから・・・(あせあせ)」
詩亜>今までのところりと変えて「えすえすえす、ね。ありがとう(にっこり)」
   よっこらしょと起き上がり、今思い出したポケットロンを繋ぐ。
   「あ、あたし詩亜ちゃん。マネさんに迎えに来るように言ってね(はぁと)」
   とっととみしゃさんを引き取りに行かなくちゃ。ということで『チェシャ猫』使いたいです。
園場>えっ?傷が治ってる?うわあ勿体無いカメラ撮り逃がした。
   「ありがとう。ところで、あなた何処のどなた?何故ここにいるの?
   傷を治したのはどうやって?(*インタヴュー&交渉)」
   そう言いながら受け取ったメディアをヤヌスに突っ込む右目に画面を呼び出し映像を再生する、
   ああん詩亜が部屋を出て行くう、追いかけるべきか?いやいやそれよりは得体の知れないこの男が先だ。
GM>次のシーンです。

シーンNo6:2001/05/10(木) 22:51

GM>そのまま、園場さんと坂上さんの番です。(レイさんしばらくお待ちを)
GM>坂上さんが、病室を出ようとすると、ちょうど先ほどの看護士がスライドドアを開けて入ってくる。
   その表情は青ざめている、何か目で訴えるように、室内の3人を見る。園場が起きあがっていることに気がついて、部屋に入ってくるが・・・
   何か言いたいように口を開きかけた瞬間!!
   <パン!>
   と曇った様な乾いた音が病室内に響き、坂上の目の前で看護士が打たれそのまま倒れる。
   直後アタッシュケースを持ったビジネスマン風の男が2人入ってくると、3人にアタッシュケース内に仕込まれている銃口を向けてきた。
詩亜>え、えっ!? 何が何だかわからない〜とばかりにおろおろしてます。
園場>ベッドを挟んで反対側へ落ちる!うぐういてててて
   顔だけでも入り口へ向けて匍匐の準備。
青年>「ばか!!、何やってんだ。伏せろ!!」
GM>そう、青年が叫び、詩亜の頭を強引に伏せさせると同時に、サブマシーンの乾いた音が病室内に響く。
   ベットのシーツや、壁、窓ガラスが激しく壊れる。
園場>撃ったぁ!なんでぇ?・・・はっカメラカメラ・・なぃ!
  ベッドの下に潜り込んでしばらく伏せています。
詩亜>なんでどうして撃たれなきゃいけないのぉ〜?青年の影に隠れつつ様子を見守る。
   マネさんはまだ来ないの〜!?
GM>永遠に続くような銃撃音の後、静寂が包み込む。硝煙の煙が部屋に充満し鼻を突く。
   刹那、青年がベットから飛び出す。
青年>「なんだか知らないが、腕の1本は覚悟しろ!!≪来たれよ暗黒、重力結界≫」
GM>青年の叫びと共に、ビジネスマン風の男達が、黒い球体のような物に包まれる。直後、『グシャ』っと言う鈍い音が聞こえる。
   黒い球体が無くなった後には、手足が無惨に折れ曲がっている2人がいる。あまりの痛さに昏倒し気を失っているようだ。
青年>「2人とも、命ねらわれるようなことでもしたのか?」
園場>「ジャーナリストに危険はつきものよ」と声だけがベッドの下から聞こえてくる。
詩亜>「知らないです〜。詩亜ちゃんは普通のげーのうじんなんです〜」と答える。まだ知らない人だし。
青年>「とにかく、ここは危険だな。安全な場所にでも移動した方が良いのかもしれない・・・。2人とも動けるか?」
詩亜>詩亜ちゃんは大丈夫ですぅ〜とばかりに立ち上がってにっこり。記者さんは大丈夫ですかぁ〜?
園場>「大丈夫よ、ああっとそれから私の事は名前で呼んで頂戴、園場華霧よ。」
   ベッドの下から這い出して汚れをはたく
   「それと移動するのは賛成だけど、あなたにとって安全な場所ではなく私にとって安全な場所にするわ。」
   ポケロンを借りて電話をします。其の間、詩亜には着替える様にいっときます。
詩亜>は〜い、華霧さん♪
青年>「わかった。俺は外に出ていよう。ついでに、こいつらからどうして襲ってきたのか聞いておくよ。」
GM>青年はそう言って、先ほどの男達を廊下に引き釣り出す。
   ・・・それにしてもおかしい・・・
   先ほどの銃声を聞いても、誰もこの部屋にこない・・・。
詩亜>とりあえずベッドの下に着替えがあるだろうから、それをごそごそと。
   ついでにいろいろ(クレッド・クリスとか)をリュックに詰めておきます。
   危ないときはぼでぃ〜が〜どを呼べって社長さんが言ってたなぁ〜。電話すべき?
GM>そんなこんなで、幾ばくか(2、3分)の時間が過ぎると、廊下から数回の銃声が聞こえる。
   すぐにやんだが、青年が血相を変えて、病室内に戻ってくる。
青年>「さっきの奴らの仲間・・・、バックアップの奴らが突入してきた!早く移動しよう!!」
園場>「連絡がついたわ、行くわよ。」かばんを手に持って非常脱出口から外に出ます。
詩亜>「あ、待ってください〜〜(汗)」
   慌ててリュックを背負ってついていきます。とりあえず華霧さんを信用しよう。
GM>はい、と言うわけで、3人は正体不明の連中に襲われるものの、非常階段を使って何とか脱出に成功した。
   そして場面が変わります。

シーンNo7:2001/05/18(金) 20:40

GM>お待たせしました。レイ氏です。
GM>会社に電話をかけて見ると、Dakの一般的な応対が帰ってくる。社員コードを伝え、内部に連絡を取る。
   部下の一人が、貴方に現在の状況を伝えてきた。
   「今回事故を起こしたGP2のバイクには、WGP参戦要のバイクのデチューンタイプが使用されています。
   出力は押さえられていますが、ほとんどの機構は同等の物で、場合によってはWGP用の新型エンジンも見直ししなければならないかもしれません。
   ライダーの方は奇跡的に一命を取り留めていますが、余談を許さない状況です。
   先ほど流れた、映像と音声についてなのですが・・・、一部修正された形跡があるように思われます。」
レイ>映像と音声に修正?いったい誰が・・・?
   しかし・・・、今回の事は非常にまずいですね・・・。誰かに「アンダカヴァ」してもらいたい気分です。
GM>広報部部長の方からは、「開発した部品そのものが悪いのではないか。」と連絡が入ってきており、
   今回の件について、「フッサ」のクレームから続く一連の処理として、取締役会からも貴方が事故調査の陣頭指揮をとれ。と命令が来ています。
レイ>とりあえず、フッサの件に関しては加村さんに任せようと思います。一応部下もつけます。
   当然他の部分についても(別の部下に)調べさせますよ。
   それから、画像と映像の修正された個所はわかりますか?出来れば、誰が撮った映像なのかもわかると良いんですが・・・。
   そういえば・・・、先日取材に来たトーキーがいましたねぇ。彼女ならわかるかもしれませんね・・・。
GM>まず、「フッサ」関連の事故原因の究明については、社内の事故調査委員会が別途設けられ、
   「SSS」との共同で作業を始めることが報告されました。一方「フッサ」関連の開発の方は、今回の事故が他社からの妨害工作であることも考慮し、
   十分な護衛と共に、開発期間が終了するまで「加村」女史の身柄をこちらで預かることになりました。
   この件については先方の「IHALON」社と本人にも納得してらった上での処理だと言うことです。
   次に、先ほどの夜のNEWSで流れた映像は、「マリオンネット」社の放映ですので、そちらに聞けば何か分かると思います。
   修正された個所と言うのは・・・「何か写っていた物が、消されている。」そんな感じに見えるそうです。
レイ>マリオンネットに連絡を取ります。修正された映像を流すとは、いったいどういうつもりなのかと。
   それから園場さんにも連絡を取りましょう。もしかすると、元の映像に何が映っていたかわかるかもしれません。
園場>「はいっ園場です、返事が困難なので相槌無しでご用件を話してください。」
   電話の向こうでゼヒゼヒと荒い呼吸音がする、雑音からするに街中の様です。
GM>ポケロンの向こう側から、町中の雑音が聞こえてくる。園場の近くに誰かそばにいるようで、声がする。
   男女の話し声で、園場を気遣っている様な雰囲気だが、ノイズが酷く良く聞き取れない。
   しかも、妙なことに、時々音声がとぎれる。
GM>マリオンネットからの返事が来ました。
MN社>「映像が修正されていると言う、ご意見ですが当社で確認しましたところ、そのような形跡は一切ございませんでした。
   お客様には申し訳ありませんが、何かしらの勘違いかと思われます。云々」
レイ>マリオンネットは、当てにならないようですね・・・。
   園場さんに映像を送り、なにかわからないか聞いてみましょう。
   しかし・・・、園場さんはどうしたんでしょう?具合が悪いのなら、医者を紹介しますが?
園場>「医者はもういや〜映像?まだ確認していませんけれど詳しく調べるのなら私のスタジオに行ったほうが良いですね。
   アドレスを送りますのでそこで合流しましょう。」
GM>園場のスタジオのアドレスが送られてくると同時に、不意に通話がとぎれてしまった。
   今の時間帯(夜です)で、早々切れるはずもないですが・・・。
   待ち合わせの場所までは車で10分も飛ばせば着く場所です。
レイ>とりあえず、待ち合わせのスタジオに行ってみましょう。
GM>早いですけど、シーンを変えます。

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